ここち屋
店 開けてから 4ヶ月が経ちました。
おかげさんで ほんまいろんな経験させてもらいました。
いろんな人の 力を借りて
自分たちのもてる 力を出し切って
もってるもんも 出し切って
ここまで なんの 意図も 意味ももたず
ただ ただ おこること それを 味わう
それだけをやってきました。
なんで おれが 汗だくで 料理をしてるんかも
わからないまま ただただ うごいて。
そして その流れも なんとなく 一段落して
それを おもしろがる人たちも なんとなく
一段落して
そろそろ 次の段階に いくときがきたんかもと
おもってます。
ここは ただの めしや やけど
ただの めしや じゃないんです
だれかの おなかを みたすことで
りえきを あげようとする おみせではないんです。
おれのはなしを ちょっとするね。
ちゅうがくせいのとき わるいことをしてつかまって
教護院という 施設に はいっていたおれは
おとなたちから
だまされつづけて
だれをたよることも
だれにこころひらくことも できんようになったんよね
それでもめんかいにきたおかんに なんとか
なきついて どうかつれてかえってくれって
たのんだけど ことわられたんよね
それで もういてもたってもいられず
その何日か後にあとさきかんがえず
そこを とびだしたんよね。
よなか 2階の 格子をはずして とびおりて
はるやのに ゆきがつもってるみちを
ねまきで はだしで ひたすら はしったんよね
いっぱいいっぱいはしって
じてんしゃと ふくをぬすんで
じもとまで50きろぐらい ひたすらこいだんよね
なんとかじもとについて
そんときに かけこんだんが
一つ上の 先輩の家でね
そのせんぱいが おれにね
なんもきかんと
あったかい 天津飯 をつくってくれたんよね
はらへったやろって。
じもとでめっちゃ恐れられてる 一つ上の番長がね。
おれに 天津飯 を くわせてくれたんよね。
それがなんとも うまくてね。
おれのいばしょが とりあえず そこにあってね、。
なんとか いきが できたんよね。
あんな うまいめしは
あとにも さきにも あれだけでね。
その記憶は おれの 宝やねん。
そのあと すぐつかまってまた施設にもどされたけど
たぶん それで
あとちょっと がんばれたんかもしれん。
そのあとなんとか おれ たちなおれたんかもしれん。
ここち屋 はね
そんな 場所にしたいねん。
そんな ごはん つくりたいねん。
しょくざいに こだわるとか
からだにええとか そんなことよりも
いきが ふー って はけるめし みんなでつくるねん
そんな気持ち わかるひとと
このばしょ やっていきたいねん
なんか ながくなったけど
ここち屋 駆け込み寺 に なるで。
なんか あったら おいでな。
なんかなくても きてもええけど。
ほんで もし なんか あったひとおったら
ここち屋 いき っていうたってな。
なにができるか そんなんわからんけど
ただ ちょっと まわり うろうろして
おろおろして で あったかいごはん つくるから。
いつでもこれるように やすまんと あけとくから。
おれの 大事なひとも DV被害の まっただ中におる。
めっちゃ かなしく めっちゃ ざんねん。
ここち屋 駆け込み寺 本気やで。
あと いろいろ 相談も のるからな。
ひとりで かかえてんと はなしにおいで。
なぁ みんな
おれ 本気 やで。
ここには
偉い人は ひとりもおらんし
プロとよぶには おそまつかもしれんけど
自分のじんせいのなかで
なやみながら けいけんしてきた 当事者がいっぱい。
いじめ
DV
暴力(被害、加害)
ひきこもり
不登校
うつ
摂食障害
アスペルガー
性同一性障害
性虐待
レイプ
同性愛
自殺
前科
極道
暴走族
薬物依存
同和問題
差別
施設出身者
ホームレス
借金
育児放棄
病気
かたづけられない
各種依存症
性マイノリティ
障害者
宗教からの脱却
そこにあるのに みないふりは あかんでしょ
なんかあったら おたがいさまで
いつか はらから わらえたら ええやん。
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